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ぎっくり腰

一般的に腰痛は「老化現象によって起こるもの」と考えられていますが、実際には年齢や性別に関係なく発生するものであるといえます。中でもぎっくり腰は、年齢や性別を問わず起こる腰痛の中でも最も厄介な性質を持っているといえます。

俗にぎっくり腰と言われる腰痛は、医学的には「急性腰痛症」と呼ばれます。
ぎっくり腰は、不自然な姿勢や不用意な動作、中腰の姿勢、同じ姿勢を長時間続けたりするときに起こりやすいといわれています。重い物を腰を曲げずに持ち上げたり、十分なウォーミングアップをせずにゴルフなどの「急速に上体を捻る運動」を行ったりするとぎっくり腰を引き起こしやいといわれますが、癖になると日常生活の中でせきやくしゃみをしたり、体を伸ばしたりする動作でもぎっくり腰になることがあります。

ぎっくり腰は、大きく分けて2つに分けられます。
1つは脊髄周辺の関節包、じん帯、筋肉等の軟部組織や椎間板などに小さな損傷が起こった場合で、レントゲン等の検査でも異常がなく、だいたい10日くらい安静にしていればよくなります。
2つ目は、強度の骨粗しょう症や骨腫瘍など病気が存在していて、これに力が加わり骨折したり椎間板ヘルニアを起こしたりした場合です。

ぎっくり腰になってしまった場合、痛みの強い始めの2~3日は鎮痛剤を飲んだり、局所麻酔薬を注射したりしますが、一番楽な姿勢で安静に寝ていることが最も大切です。椎間板周辺の小損傷から起こったものであれば、安静にしていることでよくなってきます。痛む方を下にして、エビのように丸く横向きに寝るか、仰向けに寝るときはひざの下に布団や座布団などをいれひざを曲げると腰への負担が軽くなります。矯正手技で痛みが軽くなることもありますが、まったく効果がないケースやかえって悪化するケースも多いので、まず専門の整形外科医で治療を受けることが大切です。

痛みがおさまり急性期が過ぎたころから、温熱療法(患部を温めて血行を促し筋肉の緊張をほぐします)や、けん引療法(椎間板に加わる負担を軽減し、血行を促し筋肉の緊張をほぐします)などで治療を行うようにしましょう。コルセットで腰椎を保護するのも効果的です。ぎっくり腰は再発しやすいので、腰痛体操や運動などで腹筋背筋などを鍛えたり、肥満は不自然な体勢をとりやすく腰への負担が大きくなるため、食事に注意し適度な運動で減量して腰への負担を減らすようにしましょう。

ぎっくり腰を予防するためには、作業前にストレッチ体操して筋肉をほぐしておくなどの対策が重要になります。筋肉が緊張した状態では充分な働きをすることが出来ず、必要以上の力を出さなければならなくなるため、腰痛の原因になりやすいのです。また、重いものを持ち上げる時は中腰にならず脚を屈めた姿勢をとり、脚と上体の力を合わせるようにして持ち上げるようにしましょう。